FXの取引でかかる手数料(スプレッド)の特徴を知っておこう

FXで取引を行う場合、スプレッドという手数料が発生する場合もあります。
発生したときは支払わなければならないコストとなりますが、トレーダーが取れる対策方法もあるため紹介します。
初心者のために簡単な特徴もまとめておきますので、FXを始める前にきちんと理解しておいてください。

スプレッドとは売値と買値の価格差のことであり、この差額がFX会社の実質的な利益となるのです。
手数料と表現されることもあるのですが、日本国内のFX会社ではスプレッドは手数料とみなされないようです。

より正確に表現すると、流動性のあるコストという位置づけです。
FX会社のサービスを利用してスプレッドが発生した場合、自動的に取られることになります。

また上記にある通りスプレッドはFX会社の利益であるため、統一性はありません。
FX会社が自由に設定できるようになっているため、同じ通貨でも倍以上の差ができることもあります。

原則的に固定されている場合もあるのですが、何かしらの事情によりスプレッドが広くなる可能性があります。
市場の流動性が低下する場合、FX会社は自らを守るために損失リスクを防ごうとします。
FX会社にも事情があるのですが、トレーダーにとっては利益が限られるというデメリットが発生します。

もしも利用しているFX会社のスプレッドが広くなってしまった場合、スリッページの許容範囲を設定すると良いです。
取引時に注文価格と約定価格に差が発生した場合、それをスリッページと言うのです。

一般的には取引の約定力が低くなると発生するとされており、あらかじめ許容範囲を設定しておくと対策となります。
スプレッドが大きく広がってしまった場合でも、注文価格と約定価格に差が発生するようになるはずです。

また自分がよく取引する時間帯のスプレッドをチェックして、あまり広くないFX会社を選ぶこともおすすめです。
スプレッドの広がりやすい時間帯は、基軸通貨であるアメリカのニューヨーク市場が軸となっています。

日本の場合は9時から17時までが広がりやすいとされているため、それ以外の時間帯で利用できそうなところを探すと良いでしょう。
スプレッドが安定しないときは余計なコストを避けるために、敢えて取引しないという方法もあるのです。

FX会社があるからこそトレーダーは投資ができるようになるため、必要なスプレッドがかかることは仕方がないと理解してください。
しかし許容範囲の設定や時間帯を意識するなど、自分の利益のためにできることもあります。

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