実際にFX取引で資産運用をしている人であれば、スワップポイントという言葉について知っているかもしれません。
このスワップポイントを上手く活かすことができれば、資産を効率良く増やせる可能性があります。
買って持っているだけで儲かる仕組みについて、初心者のために解説します。
FXでは2国間の通貨を売買するのですが、その際の金利差によって得られる利益のことをスワップポイントと言うのです。
たとえば日本円と豪ドルなどの組み合わせで取引する場合、スワップポイントが発生します。
日本円は世界的に見ると低金利通貨であり、反対に豪ドルは高金利通貨と言われています。
低金利通貨である日本円を売り高金利通貨である豪ドルを買うと、その金利差を受け取れるようになります。
FX投資には安いときに買い高いときに売るという基本があります。
しかしスワップポイントはこの基本原則とは別に、売買差益以外に利益を確保できる方法なのです。
このスワップポイントという仕組みは、銀行預金の利息と似ているかもしれません。
しかし銀行からの利息は年に数回程度ですが、スワップポイントは金利差があれば毎日受け取ることができるため持っているだけ儲かるのです。
スワップポイントのメリットは、上記にある通り金利差がある限り利益となるところにあります。
日本円の低金利という特徴を活かして相性の良い通貨、つまり高金利通貨と組み合わせることをおすすめします。
たとえば1日に100円のスワップポイントが発生する通貨の場合、それが1年間続けば36,500円が手に入る計算となります。
100円以上のスワップポイントがある通貨を保有していれば、年間の利益は当然それ以上となります。
加えてFXのトレードが成功すれば、増える資産はより大きくなるはずです。
またFXはレバレッジをかけることで、投資金額を少額にできる場合もあります。
その場合は投資金額に対するスワップポイントの割合が大きくなるため、利益率の向上と資金効率の改善を図れるというメリットもあるのです。
FXで長期運用を考えている場合、保有期間が長くなるほど儲かりやすいスワップポイントをおすすめします。
以上の通りスワップポイントは条件さえ満たせば買って持つだけでプラスとなるものであり、金利差を理解して取引することがポイントです。
日本円と相性の良い高金利通貨はいくつかあるのですが、初心者は記事の中で紹介した豪ドルから始めると良いかもしれません。