FXを始める前にチェック!リスクリワードレシオの比率の考え方

副業で収入を増やすためにこれからFXを始める人は、リスクリワードレシオについて事前に考えておいてください。
FX取引では損益比率という意味を持つ、リスクリワードレシオという言葉が出てくる場合もあるのです。
期待できる利益ばかりに注目するのではなく、注意すべき損失があることも意識すると良いです。

リスクリワードレシオという言葉ですが、リスクは損失でリワードは利益のことです。
ちなみにレシオには、比率という意味があります。
FX取引で勝った場合の利益を負けた場合の損失で割ると、リスクリワードレシオを求めることができます。

たとえば2万円の利益が期待できるトレードがあるとして、想定される損失が1万円だったとします。
このような例の場合は2万円と1万円を割り算すればよく、リスクリワードレシオは2.0となります。

リスクリワードレシオは1.0以上であることが望ましいため、計算した結果0.5などとなった場合は避けた方が良いかもしれません。
上記の例で利益も損失も1万円だった場合、割り算すると結果は1.0となります。

つまり勝率50パーセントの場合、リスクリワードレシオは1.0となりイーブンとなるのです。
それよりも勝率が低ければ、理論上破産することになります。

リスクリワードレシオの比率の考え方ですが、FXの世界ではバランスが重視されます。
利益を求めて極端に偏ってしまうことは、あまり良くないとされているのです。
リスクリワードの比率が1対1であれば、勝率は50パーセントとなります。
この比率を1対2にしてみると、勝率は40パーセントとなるのです。

比率が少しだけ違うだけで結果に大きく影響するため、何も考えずにバランスを変えることはおすすめしません。
もちろん勝率が高いのに越したことはないのですが、未経験から始める場合はバランスを考慮した方が良いです。
リスクリワードの比率を上げて計算すれば、勝率が少し悪くても利益を確保できるようになります。

反対のことを言えば勝率を上げなければ利益につながらない場合も出てくるため、まずはリスクリワードレシオが1.0以上になるように意識してください。
1.0よりも低くなる場合は、設定を見直すことをおすすめします。

利益と損失がわかっていればそれを割り算することでリスクリワードレシオがわかるため、取引前の参考にすると良いでしょう。
少なくとも1.0以上になるものを基本として、より高い数値が出るトレードがないか探してみてください。

3つの定番パターンと呼ばれるFXの注文方法について解説します

FXの注文方法には、定番と化している3つのパターンがあります。
副業としてこれから始めるつもりの人はいきなり難しいことはせず、定番パターンを参考にすると良いです。
今回はその3パターンについて紹介しますので、1つずつ覚えて実践してみてください。

FXの注文方法で最も基本的と言われているのが、成行注文です。

実はFX市場には、築地市場と似た仕組みがあるのです。
築地市場の卸売では魚屋などの業者が多数参加して、手でサインを出したりボードに値段を書くなどの行為に出ます。
こうした行為はこの値段でこれを買うぞという競りのアピールであり、段々と値段が上がります。

FX相場においてもトレーダーの前で、通貨の価値が上下することがあるのです。
今買いたいと思った瞬間に注文することを、成行注文と言います。

次に指値注文と呼ばれる方法ですが、いくらいで買いたいまたは売りたいという条件を最初に指定しておく方法です。
あらかじめ指定しておけばその条件になった時点で自動売買が行われるため、常にチャートをチェックする必要がありません。

たとえば1ドルが110円となっている場合で現在よりも安くなったら買いたいのであれば、1ドル108円になったら買うという設定をしておけば良いのです。
売る場合も同じように設定しておけば大丈夫です。
いくらになったこうするという設定を事前にしておくため、指値注文は成行注文と比較すると注文が滑りにくいという特徴があります。

また指値注文と似た方法で、逆指値注文というものもあります。
逆指値注文も指値注文と同じように、取引したい値段を事前に指定することになります。

より具体的に内容を述べると、現在の為替レートより下がったら売り上がったら買うという内容となります。
損失のコントロールができるというメリットがあり、コツさえ理解すれば初心者でも損失を最小限に抑えられる場合もあります。

たとえば1ドルが100円となっている場合、98円を割れるとどこまで下がるか予測が難しくなるでしょう。
そのため損失を最小限に抑えるために98円になったら損切りする、と予約注文することができるのです。
損失が気になる人は、事前に逆指値注文を入れておくと良いです。

記事の中で紹介した3つの注文方法が定番パターンであるため、初心者のうちはこの3つからマスターしてください。
まずはオーソドックスである成行注文から始めて、次に指値注文と逆指値注文ができるようになりましょう。

FX初心者が選んだ方が良いトレード手法を一挙紹介します

FXには様々なトレード手法が存在するのですが、その中でも初心者が選んだ方が良いものがあるため一挙紹介します。
副業目的で始めるつもりの未経験者がいきなり難しい手法を選ぶと、挫折してしまうかもしれません。
最初は無理をせず簡単な手法を理解して、少しずつレベルアップすると良いです。

まずFX初心者におすすめなのが、1日で取引を完了させるデイトレードです。
新規注文を行った後、その日のうちに決済する手法です。
FXの取引ではチャートと呼ばれる画面をチェックするのですが、1日中チェックすることはプロであっても難しいでしょう。

しかしデイトレードの取引回数は、1日のうちにせいぜい数回程度です。
短い時間に狙いを定めて経験を積んだ方が、効率良くレベルアップできるかもしれません。

デイトレードに慣れてコツを掴んだ場合、スイングトレードにシフトすることをおすすめします。
スイングトレードとは中期的なトレードのことであり、難易度はデイトレードよりも上となります。

1日で取引を完了させるのではなく、1日以上から数週間ほど保有を続けます。
その間に通貨ペアの金利差などが発生すれば、それが続く間利益を得られることがメリットです。

失敗することが怖いFX初心者の場合、デイトレードやスイングトレードの前にデモトレードを選ぶと良いかもしれません。

デモトレードとはFX会社によって提供されているサービスであり、無料でトレードの練習をすることができるものです。
あくまでも練習であるため、成功しても利益はありません。
しかし失敗による損失もないため、本番を想定しつつ大胆な行動に出ても良いというメリットがあります。

運用される通貨は仮想のものですが、それ以外はほぼ実際のFX取引と同じです。

副業のつもりでもFXを始める人でもし余裕があれば、お金を出してシステムトレードを選ぶこともおすすめです。

システムトレードとは自動システムのことで、FX会社によって専用ツールが提供される場合もあります。
あらかじめ設定しておいた内容に従って取引されるため、初心者でも早い段階で利益を確保できるチャンスがあるのです。
自動システムに頼ることができるため、時間がないという人にもおすすめです。

FX初心者が選んだ方が良いトレード手法は上記した通り大きく4つあり、まずは自分に向いていそうなものから選んでみてください。
いくつか試してみて最も結果が出たものがあれば、それに集中して続けると良いです。

どの通貨で取引すれば良い?FXの各通貨の特徴を徹底解明しました

副業目的でFXを始めるつもりである未経験者は、どの通貨で取引すれば良いか迷ってしまうかもしれません。
FXの通貨には複数の種類があり、それらの特徴を理解して取引することが成功のためには重要となります。
実際にFXの世界で取引されているメジャー通貨について、特徴を徹底解明しました。

日本国内のトレーダーにとっても最も身近なのか、自国通貨である日本円ではないでしょうか。
実はこの日本円と米ドルそしてユーロの3種類は、世界三大通貨と言われています。
日本円は米ドルとユーロに次いで、世界で3番目に取引量が多いのです。

そうした意味で日本円には安定性が期待できるため、積極的に取引しようとする海外トレーダーもいます。
金利が低いという特徴があり、反対に金利が高い通貨とのスワップポイントを利用すれば大きな利益が期待できます。

次に世界の基軸通貨とされている米ドルは、最も取引量が多いです。
そのため海外通貨でありながら日本国内でも情報をチェックしやすいため、経験のない初心者にもおすすめです。

基軸となっているため世界の経済情勢や政治、戦争などの有事によって相場が変動しやすいことも特徴です。
有事ではドル買いの傾向が強くなる場合もあり、発展途上国からの信頼が高いです。

日本円と米ドルと同じく世界三大通貨に数えられているユーロは、他の2種類と比較すると値動きが激しいことが特徴です。
値動きの激しさについては、1国の動きによりユーロ圏全体に影響を与える可能性もあるほどです。

長期的な資産運用には難しい種類かもしれないですが、短期的な取引で利益を狙うトレーダーからは人気があります。
ユーロ圏経済を牽引する通貨でもあり、ドイツの経済指標の良し悪しとされる場合もあります。

この通貨が発足したのは2002年と比較的新しいのですが、それでも世界で2番目に流通しているため勢いがあります。

メジャーとされている3種類の他に、英ポンドについて覚えておくと良いでしょう。
英ポンドは英国の通貨であり、メジャー通貨の中では取引量は少なめです。
マニュアル通りの動きを見せにくいという特徴を持つため、初心者から脱して中級者となりたい人におすすめします。

FX取引の経験がない初心者は世界三大通貨から始めて、FXがどのようなものか経験を積み重ねて慣れると良いです。
いつまでも簡単な取引ばかりでは飽きてしまうという人は、少し先を見据えて中級者向けの英ポンドもチェックしてみてください。

FXの取引でかかる手数料(スプレッド)の特徴を知っておこう

FXで取引を行う場合、スプレッドという手数料が発生する場合もあります。
発生したときは支払わなければならないコストとなりますが、トレーダーが取れる対策方法もあるため紹介します。
初心者のために簡単な特徴もまとめておきますので、FXを始める前にきちんと理解しておいてください。

スプレッドとは売値と買値の価格差のことであり、この差額がFX会社の実質的な利益となるのです。
手数料と表現されることもあるのですが、日本国内のFX会社ではスプレッドは手数料とみなされないようです。

より正確に表現すると、流動性のあるコストという位置づけです。
FX会社のサービスを利用してスプレッドが発生した場合、自動的に取られることになります。

また上記にある通りスプレッドはFX会社の利益であるため、統一性はありません。
FX会社が自由に設定できるようになっているため、同じ通貨でも倍以上の差ができることもあります。

原則的に固定されている場合もあるのですが、何かしらの事情によりスプレッドが広くなる可能性があります。
市場の流動性が低下する場合、FX会社は自らを守るために損失リスクを防ごうとします。
FX会社にも事情があるのですが、トレーダーにとっては利益が限られるというデメリットが発生します。

もしも利用しているFX会社のスプレッドが広くなってしまった場合、スリッページの許容範囲を設定すると良いです。
取引時に注文価格と約定価格に差が発生した場合、それをスリッページと言うのです。

一般的には取引の約定力が低くなると発生するとされており、あらかじめ許容範囲を設定しておくと対策となります。
スプレッドが大きく広がってしまった場合でも、注文価格と約定価格に差が発生するようになるはずです。

また自分がよく取引する時間帯のスプレッドをチェックして、あまり広くないFX会社を選ぶこともおすすめです。
スプレッドの広がりやすい時間帯は、基軸通貨であるアメリカのニューヨーク市場が軸となっています。

日本の場合は9時から17時までが広がりやすいとされているため、それ以外の時間帯で利用できそうなところを探すと良いでしょう。
スプレッドが安定しないときは余計なコストを避けるために、敢えて取引しないという方法もあるのです。

FX会社があるからこそトレーダーは投資ができるようになるため、必要なスプレッドがかかることは仕方がないと理解してください。
しかし許容範囲の設定や時間帯を意識するなど、自分の利益のためにできることもあります。

FXはいくらから買うことができる?通貨単位の基本をお教えします

FXには通貨単位というものがあり、いくらから買うことができるかについてルールが存在するのです。
一度に多額の投資をしたいか少額からコツコツと始めたいか、それによって適切な通貨単位が異なります。
今回は基本となる情報をお教えしますので、よく知らない初心者はこの機会にマスターしておきましょう。

FX会社にはそれぞれ取引できる通貨の単位があり、これを通貨単位と言います。
通貨単位とは本来であれば円やドルなど、国ごとの通貨の単位を意味する言葉です。

しかしFXの場合は本来の意味とは違う使われ方をされており、取引時の通貨の最低数量という意味を持ちます。
1,000通貨から取引可能なFX会社であれば最低でも1,000通貨以上、10,000通貨であれば最低でも10,000通貨以上となるのです。

たとえば1ドル100円のときにドル円でトレードしたい場合、1,000通貨のFX会社であれば100円と1,000通貨をかけて10万円の資金が必要となります。
同じように10,000通貨のFX会社であれば、100円と10,000通貨をかけて100万円の資金が必要となります。

ただしFXはレバレッジをかけておけば、より少ない資金で投資できます。

FXには基本的にはバラ売りという概念がありません。
10万円などの単位が基本となり、こうしたかたまりをロットと言います。

バラ売りではなく袋にまとめて入れられたお菓子をイメージするとわかりやすいでしょう。
FXではクッキーを1個だけ取り扱うのではなく10個や20個などのまとまった数を袋に入れて、それを1つのロットとして取り扱います。
そして通貨単位はFX会社ごとに設定が異なるため、トレーダーはそれに従い行動することとなります。

つまりいくらから買うことができるかは、FX会社の設定ごとに異なります。
レバレッジをかけずに取引する場合、10万円から100万円ほどの証拠金が必要となるでしょう。
現在規制の関係により、レバレッジの最大倍率は25倍となっています。

FX会社は顧客離れを防ぐために、100通貨や1通貨などの小さな単位を用意する場合もあります。
単位が小さなところを探せば、10万円よりも少ない金額から買えることになります。

もしも10万円の証拠金を用意することが厳しい場合、25倍以内の範囲でレバレッジをかけて取引すると良いです。
通貨単位に関して不安なことがあれば、事前にFX会社に相談しておくと良いです。

忙しくてもFXで副業できる?FXの取引時間について利点を語る

副業に興味はあるが本業や他のことで忙しく、なかなか時間を確保できないという人もいるかもしれません。
忙しくてもFXで副業できるかどうか、取引時間について利点を理解しておくと良いでしょう。
24時間パソコンやスマートフォンの画面をチェックする必要はないため、隙間時間を利用することが重要です。

忙しくてもFXで副業できるかについてですが、答えはイエスです。

時間の都合は人それぞれ異なるかもしれません。
しかし実際に会社員など副業の他に本業がある人がFXを始めて、成功を収めた例もあるのです。

FX市場は24時間休まず動いているのですが、そのすべてを常にチェックしておく必要はありません。
新しいトレンドが発生するタイミングは眠っている深夜だけではなく、朝や昼間にもあります。

たとえば朝から夕方まで仕事をしていて、夜になったら時間があるという人の場合を考えてみてください。
夜に食事や次の日の準備などがあり、朝や昼間は仕事で時間がないと消極的になる人もいるかもしれません。

しかしトレンドが発生するチャンスが休憩時間と重なる場合もあるため、その場にスマートフォンがあれば取引できるでしょう。
数分程度の休憩時間を有効活用し、資産運用ができる場合もあるのです。

24時間市場が動いているということは、取引時間に関する自由度があるとポジティブに捉えられるのです。

たとえば24時間営業しているコンビニをイメージしてみてください。
朝から夜遅くまでお店がやっているため、自分の都合に合わせて買い物ができます。
この商品を買うためにはこの時間帯に利用しなければならない、という決まりはありません。

FX市場にも同じようなことが言えるのです。
トレンドの動きに注目して素早く行動できれば良いですが、いつ参加するかについて絶対的な決まりはありません。
そのため自分にとって暇な時間と、チャンスとなるタイミングが重なるかどうかを意識すれば良いのです。

通貨の組み合わせによっては、1日のうちにいくつもチャンスが訪れる場合もあります。
長い時間を使って神経質になるよりも、狙った時間にチャンスがあるかもしれないと気軽に考えても良いかもしれません。

以上のことからFXは忙しい人にもおすすめできるもので、最近では便利な自動ツールなども登場しています。
時間がないからとあきらめてしまうのではなく、短い時間でも良いから試しにチャレンジしてみようと前向きに考えてみてください。

スワップポイントって何?買って持っているだけで儲かる仕組み

実際にFX取引で資産運用をしている人であれば、スワップポイントという言葉について知っているかもしれません。
このスワップポイントを上手く活かすことができれば、資産を効率良く増やせる可能性があります。
買って持っているだけで儲かる仕組みについて、初心者のために解説します。

FXでは2国間の通貨を売買するのですが、その際の金利差によって得られる利益のことをスワップポイントと言うのです。

たとえば日本円と豪ドルなどの組み合わせで取引する場合、スワップポイントが発生します。
日本円は世界的に見ると低金利通貨であり、反対に豪ドルは高金利通貨と言われています。
低金利通貨である日本円を売り高金利通貨である豪ドルを買うと、その金利差を受け取れるようになります。

FX投資には安いときに買い高いときに売るという基本があります。
しかしスワップポイントはこの基本原則とは別に、売買差益以外に利益を確保できる方法なのです。

このスワップポイントという仕組みは、銀行預金の利息と似ているかもしれません。
しかし銀行からの利息は年に数回程度ですが、スワップポイントは金利差があれば毎日受け取ることができるため持っているだけ儲かるのです。

スワップポイントのメリットは、上記にある通り金利差がある限り利益となるところにあります。
日本円の低金利という特徴を活かして相性の良い通貨、つまり高金利通貨と組み合わせることをおすすめします。

たとえば1日に100円のスワップポイントが発生する通貨の場合、それが1年間続けば36,500円が手に入る計算となります。
100円以上のスワップポイントがある通貨を保有していれば、年間の利益は当然それ以上となります。
加えてFXのトレードが成功すれば、増える資産はより大きくなるはずです。

またFXはレバレッジをかけることで、投資金額を少額にできる場合もあります。
その場合は投資金額に対するスワップポイントの割合が大きくなるため、利益率の向上と資金効率の改善を図れるというメリットもあるのです。
FXで長期運用を考えている場合、保有期間が長くなるほど儲かりやすいスワップポイントをおすすめします。

以上の通りスワップポイントは条件さえ満たせば買って持つだけでプラスとなるものであり、金利差を理解して取引することがポイントです。
日本円と相性の良い高金利通貨はいくつかあるのですが、初心者は記事の中で紹介した豪ドルから始めると良いかもしれません。

FXの魅力のひとつであるレバレッジの仕組みを知って活かす方法

FXには少ない資金でも大きな投資ができるという特徴を持つ、レバレッジという仕組みがあります。
物理学のてこの原理と似たようなもので、少ない資金でも大きな力となって投資できるため初心者にもチャンスがあります。
魅力のひとつとも言えるレバレッジの仕組みを知り、活かす方法について紹介します。

まずレバレッジの基本的な仕組みですが、たとえば1米ドルが100円であり2.5万米ドル分の投資がしたい人がいるとします。
この人がそれだけの投資をする場合、本来であれば250万円分の資金が必要です。
既に実績にあるプロトレーダーなら簡単かもしれないですが、副業で始めたばかりの人には簡単に用意できる金額ではない場合もあります。

FX投資の場合10万円分の証拠金があれば、2.5万米ドルのポジションを建てられます。
上記の例の場合では250万円を10万円で割ると、25倍という結果が出ます。
つまり25倍のレバレッジをかければ、少額の資産でも本来よりも大きな投資ができるようになるのです。

日本国内のFXでは最大25倍までのレバレッジをかけることができ、倍率を上げるほど期待できるリターンは大きくなります。
このような仕組みをてこの原理になぞらえて、レバレッジ効果と言います。

仕組みを知り活かすためには、実際に取引して慣れると良いでしょう。
FX会社のサービス内容をチェックすると、レバレッジの倍率を選択できる場合もあります。
最大で25倍となりますが、10倍や5倍などと少し抑えて取引できるところもあるのです。
FXに自信があり既に経験を持っている場合、25倍などの高い倍率を設定しても良いかもしれません。

反対に副業として始めたばかりの初心者であれば、慣れるまでは5倍以内にしておくことをおすすめします。
レバレッジをかけて取引をして成功すれば、一気に大金を稼げる場合もあります。
しかし失敗してしまうと損失も大きくなり、口座資金がすべて溶けてしまうおそれもあるためです。

成功時と失敗時のリスク幅が大きいことから、倍率の高いレバレッジはハイリスクハイリターンと言えます。
まずは5倍以内のレバレッジをかけてコツコツと成功体験を増やし、次に活かすための資金稼ぎをすると良いです。

ハイリスクハイリターンではあるものの、少額の資金しかない人にもチャンスがあることがFXの魅力です。
日本円と米ドルの組み合わせでレバレッジをかけるのであれば、情報はこまめにチェックしておくことです。

強制ロスカットとは?FX初心者に分かりやすくまとめました

副業のためにこれからFX投資を始めるつもりの初心者は、強制ロスカットについて覚えておくと良いでしょう。
強制ロスカットは法律によって決められているものであり、勉強のためにFXの本を読んでいると出てくる場合もあります。
初心者でも注意していれば回避できることもあるため、その仕組みについて説明をまとめておきます。

何かしらの原因により強制ロスカットとなると、口座にある資金をすべて溶かしてしまうことと同じとなります。
強制ロスカットを分かりやすく表現すると、ゲームオーバーということなのです。
評価損が一定水準に達した場合に損失拡大を防ぐためにある自動決済機能が強制ロスカットであり、法律によって義務化されたルールなのです。

FX市場は常に安定しているとは限らず、取引している通貨の価値が上がるだけではなく下がることもあり得るのです。
たとえば上昇すると予測してドル円を買った人の場合、その後予測通り上昇すれば利益が出ます。
予測に反して大きく下落すると損失が出てしまい、法律に従い強制ロスカットがかかる可能性が出てくるわけです。

初心者は許容できる損失を常に意識して、無理のない取引金額を計算しておく必要があるのです。

強制ロスカットを回避するためには、まず資金にゆとりを持たせることが重要です。
下落によって強制ロスカットが発生した場合、既に発注していたすべての注文が自動的にキャンセルとなります。
取引所での売買約定に基づいて保有していた分も自動的に決済となり、これを反対売買と言います。

資金にゆとりがあれば相場が再び回復するまでの間、元々の保有分を残せる場合もあるのです。
少額からスタートする人もいますが、もしも余裕があれば入金額は多めにしておくと良いです。

事前に明確なルールを決めておき、損失が出たときはそれに従うように徹底することも重要です。
強制ロスカットに遭遇しやすいトレーダーはルール決めがいい加減で、いざというときに適切な行動ができないと言われています。
損失が出てもそれを最小限に抑えるためのルールを決めておくと良いです。

たとえば何パーセントの損失が出たら早めに仕切り直す、などのルールに従うようにしましょう。

ゲームオーバー状態である強制ロスカットに陥っても再度やり直せる場合もありますが、そのための資金とメンタルがあるかは別の話です。
記事の中で紹介した回避のための方法を意識して、口座の資金が溶けてしまわないように注意することです。