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団塊世代とはどんな世代?老害や2025年問題の特徴と核心のすべて!

ニュースやテレビなどで見聞きする「団塊世代」という言葉、意味を知っていますか?現在の日本を方向付けた世代でもあり、一番人口の多い世代でもあります。

団塊世代は全員が同じではないですが、多くの人が同じような価値観を持っていて、時として他の世代から「迷惑だな」と思われることもあります。

ここでは団塊世代がどんな世代なのか、老害と呼ばれるものの特徴や2025年問題について説明します。なんとなく知っている人も全く知らない人も、近い将来のことなので対策に役立ててくださいね。

団塊世代ってどんな人たちのこと?

団塊世代とは第二次世界大戦直後の1947~1949年に生まれた戦後世代です。戦争は未経験で、日本の高度経済成長、バブル景気を経験した恵まれた世代でもあります。この3年という期間で生まれた子供の数は800万人を超えていて、第一次ベビーブームとも言われるほど、生まれた子供の数は多かったです。

というのも、団塊世代が生まれる前は戦争中であり、結婚や出産ができるような環境ではなく控えられていました。ところが第二次世界大戦が終結すると、戦場から帰還した若い男性が街に増えるので、結婚する若い世代が増えました。そしてもう戦争は起こらないので安心して子供が産める、と、出生数も増えていったのです。

しかし、これまで「妊娠したらよほどの理由がないと中絶はできない」としていた法律が、1949年の法改正で「お金がなくて育てられない」という理由での中絶もOKとなり、中絶へのハードルが下がったことで人口増加に歯止めがかかりました。(妊娠しても産まない人が増えた)

さらに戦後流行していた感染症の治療法が確立し、死亡リスクが下がったことなどから何人も子供を産む必要がなくなり、出生数はどんどん下がっていくことになりました。こうしてこの世代だけ、人口が多くなったのです。

団塊世代は人口が非常に多かったので入りたい学校に入れるのはごくわずかで、大体は入れるところに入る、という感じでした。就職に関しても同じでしたが、終身雇用制だったので、リストラもなく一度会社に入ってしまえば安心、というところはあったようです。好景気だったので、現在と違って貯蓄もだいぶゆとりがあったのです。

ちなみに2019年時点ので年齢で言うと団塊世代は60代後半~70代にあたり、前期高齢者に分類されます。団塊世代の子供はジュニア団塊世代と呼ばれるようです。

団塊世代の老害ってなに?

老害とはもともとネットから生まれた造語です。「害」という漢字が使われていることからあまりよろしくない意味だとは想像がつきますが、簡単に言うと「迷惑な年寄り」という意味です。

「老害」とネットで調べると、「暴言を吐かれた」「マナーを守らない」「自分勝手な言い分をする」など、様々な内容が見られます。それぞれ異なるようですが、共通しているのが60代~80代の高齢男女に多いということです。そう、つまり団塊世代に多いのが老害です。

上でも書きましたが、団塊世代とは戦後生まれた世代であり、実際に戦争を経験していません。戦後間もないということで教育の質は今ほどは整備されておらず、また人口も多いので大学に行きたくても行けない人も多かったのです。なので常識や社会的ルール、教養がすべての人が身に付けられる余裕はなかったとまで言われています。

さらに働き盛りの頃になるとバブル景気で、仕事は大変ですがそれほど能力や学歴がなくても、学び続けることがあまりなくても高い地位に就くことができ、お金も余裕を持って使うことが出来ていました。

つまり物凄い努力や苦労をしなくても、社会から良い思いをしてきた人も多くいる世代なので、自分に甘く他人に厳しいというか、権利者意識の高い人格となってしまった人もいるというのです。もちろん性格は人それぞれなので、団塊世代だからといって全員が老害というわけではありません。でも、よくよく見てみると、他人とトラブルを起こしているのはこの世代に非常に多いと言われているのです。

老害の特徴としては、

・説教をするのは好きだが、されるのは大嫌い

・自分に甘く、他人に厳しい

・自分たちの世代が良ければ何でも良い

・実力がないのに年齢や肩書きが上というだけで威張る

・自分たちの事を棚にあげて、他人を非難する

というものが挙げられます。特徴的なのは20~30代の若い世代に対して特に厳しいということですね。

体験談として「行列に割り込みされ、指摘すると逆ギレ」「理由もないのに電車内で絡まれ、ひたすら暴言を吐かれた」というものが話題になったことがありました。

2025年問題ってどういう問題?

2025年問題は主に介護業界で話題となっていることです。それは上であげた団塊世代が、2025年に75歳となり、後期高齢者となるからです。ではなぜそれが問題なのでしょう?

現在日本は後期高齢者が1,500万人ほどで、少子高齢化社会へと進んでいます。団塊世代は約800万人いるため、合わせると2025年には約2,200万人が後期高齢者となる予想で、人口の約1/4が高齢者となってしまうのです。

日本の寿命は以前よりものびていて、人生100年時代とも言われています。ですが、寿命がのびることで病気や疾患を抱え治療しながら生活しなければならず、そのため 収入の少ない高齢者への援助と、医療、介護との協力が必要なのです。

今現在でさえ、高齢者への補助や支援が不足し、年金も足りない状況であるのに、働く世代がさらに減ってしまったらどうなるでしょう。

推測値ですが、現在2~3人で高齢者1人を支えている状態から、2050年にはほぼ1人で高齢者1人を支えなければならなくなるようです。想像しただけでもこわいですね。

まとめ

・団塊世代とは1947~1949年に生まれた人

・老害とはネット用語で、主に迷惑な高齢者を意味する造語

・2025年問題は、さらなる高齢化で介護や医療が足りなくなること

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