スティーブ・ジョブズの名言など、他の人の人生に影響を与える成功者の名言を辿っていくと、共通していると思うことがあります。それは「人生を楽しめ!」ということです。
トヨタ自動車の社長、豊田章男氏の名言というのもたくさんあります。
まずは、先ごろ母校であるアメリカのバブソン・カレッジの卒業式でのスピーチが大変絶賛され話題になったので、そこからいくつかをご紹介します。
豊田章男氏の名言「自分のドーナツを探す」
・「みなさんへのまず一つ目のアドバイスです。人生は楽しみなさい!退屈と言われる人間にはなるな。です」
・「いくら成功しても、幸せでなかったのなら何の意味も無い人生だ。」
・自分を幸せにしてくれるものを本気で探しなさい。私が学生の時の、喜びの大発見は……、それはドーナツでした。アメリカのドーナツは私にとっては、心躍る衝撃的なものでした。私があなた方にぜひとも勧めたいのは、自分のドーナツを探しなさい。自分を幸せにしてくれるものを見つけなさい。そして見つけたら、決してそれを手放してはいけないということです。」
・そして最後に述べたスピーチの結びで「あなた方の時代が、美しい調和で満ち、多くの成功と、沢山のドーナツがあることを願っています」
日本人は苦手とされるユーモアたっぷりのジョークで聴衆を沸かせ、そして感動させました。
さすが、モリゾウ(豊田氏のレーサーに出る時の名前)。
豊田氏の名言は他にも
その他にも「人生は楽しんだ者勝ちらしい!」と思わせる名言は
・「なんでこんなことなるんだろう?」と疑問に思ったらそれは全部やらなくていいです。「こうやったら面白いのに」と思う事だけなりなさい。
・私はクルマ好きの一人のユーザーとして寝ても覚めてもクルマの事を考え続けています。
・「もっと楽しいクルマをつくろうよ」と忙しいなかちょくちょく時間を見つけては、現場に出向いて呼びかけています。
・「ワクワクしなければクルマじゃない」「楽しくなければクルマじゃない」
・自分が成長するとか、生涯の友ができるとか、またそれを求めていくのが人生なんだと思いますし、そういったことを与えられる企業になることが、一番大事なのではないでしょうか?
・クルマを単なるコモディティ(商品)にしたくないのです。クルマの歴史は既に100年を迎え、大きな変革期に来ています。ですが我々は次の100年も、「クルマって楽しいんだ。」と、単なる移動手段やコモディティではない。「ファン・トゥ・ドライブ」なんだとして戦っていきます。
本当に、豊田氏はクルマを愛しているのですね。
自動車業界の大変革期が来た!
ここのところ、トヨタ自動車はアメリカでのタカタ製エアバッグ不具合での大規模リコールで、公聴会で証言したりと、大変な事もありました。
また、確かに今、自動車業界は大変革期で、EVやAIなどの普及で、豊田氏の言う「ファン・トゥ・ドライブ」の時代を維持していくのは大変なのです。
でも、あえて言うのは「ファン・トゥ・ドライブ」を無くしてしまったら、もうそれは、クルマでは無いという気持ちが強いのでしょう。クルマを愛するが故ですね。
将来はおそらく、クルマは行き先をインプットすれば、何もしなくても目的地まで運んでくれるというただの移動手段になるのでしょう。それはそれでしょうがない事なのかもしれません。
でも、「自分の意思で運転を楽しむ」ということも残したいという、豊田氏のクルマに対する愛情も理解できます。そして、それが未来の社会に共存出来るかは難しいことも分かります。
トヨタ自動車は、今後、ただの移動手段のクルマと、運転を楽しむクルマと両方の道を進むのでしょう。または第三の道というのもすでに考えているかもしれません。
確かに、毎日のように高齢者のクルマの運転による事故のニュースが報じられます。もうEVやAIを頼る方が良いのだと世間は誘導されて行くのでしょう。ですが、本当に、難しい事や危険な操作は全部機械にやらせればそれで良いのでしょうか。
安全さえ確保出来れば、なるべくは人間が操作するという方法にしておかないと、なんにもすることが無くなってつまらなくなりそうというか、仕事をしなくなると早くボケる老人のイメージみたいな、不安を感じるのは私だけでしょうか。
もし経済活動もすべてAIやロボットがやってくれて世界中のみんながまったくやるこtがなくなったら世界はどうなるのでしょうか。
人生も「ファン・トゥ・ドライブ」
今回の「人生を楽しむ」にも「ファン・トゥ・ドライブ」なのではないかと思います。自分の意思で、目的地をみつけ、それに向かって「ファン・トゥ・ドライブ」。
人生まで、EVやAIのように、決定も操作もいらなくなったらそれは生きているとは言えなくなります。
もちろん、安心や安全は大事ですが、100%保証された安心や安全の人生なんて、人生においては、なんの面白みも無いというのはあるでしょう。
「人生を楽しむ」というのは、順調で楽だけの中では生まれないものです。
クルマでの旅行に例えれば、目的地があって、それに向かって道を決めて、山を越えて、思いもよらぬ悪天候もあって、その後ゴールすることで、ゴールまでの過程が楽しかったという内容になるわけです。
人生も同じなんだと思います。日本のためにも世界のためにも、豊田自動車豊田章男社長にはこれからもますますがんばってほしいですね。
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