私たちは、人生においても、仕事においても、大きな決断を迫られる時があります。今の時代は、その決断においても瞬時に答えが出せず、迷っている間に好機を逃してしまったなんて結果になることもあります。
ソフトバンクの創業者、孫正義の名言を知ることで、決断を迫られる場面においての選択の仕方が解るかも知れません。
彼は、貧乏や差別という困難を超えて、世界に名だたる「ソフトバンク」という会社を作りました。
あらゆる困難に正面突破で立ち向かうのですが、それは決して無茶な行動では無く、あらゆる情報や計算で導き出された一番効果的な方法を他よりも早く導き出し、行動に移すことで勝利を勝ち取っているのです。
孫正義が常に心に置いている事
いったい孫正義とはどんな人なのでしょうか?まず、孫正義は16歳の時に単身アメリカに渡りました。
その時、彼の父親は病気で周囲からは反対され批判されました。しかし彼は、自分がアメリカに行くのは将来的に家族を支えられるようになるためなんだと反対を押し切り渡米します。
結果的に渡米をきっかけに成功の道を開きましたし、父の容態も回復しましたから、その決断は正しかったのですが、大変な勇気と信念があったのでしょう。
その16歳の決断から、今日までいったいどれほどの決断をしてきたのだろうと考えると、それだけでも圧倒されますが、時には失敗もあり、経験を重ねた彼の生き方を通して、孫正義の残した名言から「決断」の仕方が解ってきます。
孫正義は、確かな理念や目標を持っていたので、方向を見失わずに進むことが出来たようです。
何かを決断しなければならない時に、まず最初に考えなければならない事、見失ってはならない方向を定めておかないと、正しい決断ができずに、ぶれてしまったり失敗を招く結果になります。
孫正義の名言から、その一端が見えてくるのではないでしょうか?
親父がつけた名前は正義。一生、この名前と付き合ってきているとやっぱり、自分の人生のテーマとして曲がったことはできません。
退却には攻撃の10倍の勇気がいる。退却の決断はトップしかできない。退却ではボコボコに非難される、やられる、恥ずかしい。これに耐える勇気がないと、もう戦えなくなる。
我々が推進役として、世界中に情報革命を起こすのは何のためか。人々を幸せにするためです。「何のために」を忘れ去ってしまったのでは意味がない。
説得するのが一番難しい相手は、嘘のつけない自分自身である。
日本の閉塞感というのは、これもダメあれもダメと愚痴を言う人は多いけれど、行動で示す人が少ないところからきていると思います。行動で示すのが我々事業家の一番の役割だと思うんです。
革命期には、命を投げ出してでも新しいパラダイムを切り拓いていかなければ、先頭を切るのは難しい。
常に道はある。「仕方がない」とか、「難しい」とか言う言葉を言えば言うほど解決は遠ざかる。
失敗は怖くない。年老いて失敗を恐れる己が怖い。
自分一人のものが夢。みんなで共有できる夢が志だ。
人々の暮らしをより豊かにし、幸せを提供するのがソフトバンクの真の目的。
事業は30年しか続かないが組織は300年続く。
好むと好まないにかかわらず、常に世界を意識して、打って出なければ攻め込まれる。
意地でやる奴はバカだと思え。退却できない奴はバカだと思え、退却できない奴はケチだと思え。そんなケチな奴がリーダーになっちゃいけない。それは無能というんです。
言い訳は解決への執念を鈍らせる。
私は、難しい課題は最善の贈り物だと思っています。より早く学べて、どうやって解決するのか、生き残るかたくさん学べますからね。
どんなに貧しい家庭に育っても、国籍が違っても、一生懸命努力すれば前進すると私は信じている。挑戦する人にはすべてのチャンスがある。
事業は大技、中技、小技から形成されている。経営者は大技だけ常に考えろ。
目標にある程度の目処がついたら、それを遥かに超える目標を立てる。さすれば再度興奮で武者震いしてくる。
アウトサイダーとして業界に挑むには大きな困難がついてくる。しかし私にとって、それを乗り越えていくのが生きている実感なんです。
私は自分の人生は波乱万丈ではあるけれど、やってる本人にしてみれば面白くて仕方がない人生だと思っています。何度でも孫正義の人生をやりたい。たとえ無鉄砲だと言われても。
新入社員の発言でも、それが正しいことならば会議を通るという体質にしておかないと、会社は成長していきません。
突然変異が進化を生みます。他の種族と交わることが突然変異の要因になるので、自己進化を促す為に、無理にでも異業種と混交する必要があります。
怒るのは自分の知恵の足りなさを認めるようなものです。うまくいかなくても、やったことは全部、将来の自分のプラスになります。価値に徹することができるのは、勝利以上に大きな志と理念があるからです。
知恵で勝負することが重要なのです。慣習・形式・権威にとらわれないでチャレンジするそれがベンチャースビリッツです。事業の成功は、精一杯チャレンジを続けていれば後は確率論の問題です。失敗を恐れずに、様々な手段を次々に試していれば、必ずどこかで当ります。卵は数を生まないと、試練に耐える鮭は生まれてこないわけです。
近くを見るから船酔いするんです。100キロ先を見てれば景色は絶対にぶれない。ビジョンがあれば、少々の嵐にもへこたれません。苦しいときこそ、船と仲間を命がけで守れる人でなければ、大将になってはいかんのです。試練なんて黙っていてもやってくるものなんです。
僕は21世紀とは、物質的豊かさ以上に知的豊かさを求める時代だと思っています。それによって人々はより幸せになれると信じています。
本当にリーダーシップを発揮しようと思えば、重要な順に三つ、僕が思っていることがあります。一番最初に重要なのが理念と志。二番目に重要なのがビジョンです。そして三番目が戦略です。これがリーダーシップを発揮していく人、事業を興す人が持つべき重要順の3つのポイントだと思っています。
チャレンジしようというスピリットが大事なんだと思うんです。日本全体が変わっていかなきゃならないんです。ただじっと待つんじゃなくて、みんなが行動を起こさなきゃならない。
僕は戦略としては、自らがそういうプレーヤー(ソフト開発事業者)になるというよりは、インフラを押さえたいと。利は薄いかもしれないけれども、そのほうが浅く、広く、長くやっていける。しかも、圧倒的地位になれば、業界の成長にほぼ正比例して伸びていける。こういうことを思ったわけです。だから戦略を社名にまでコミットして、”ソフト何とかテクノロジー”とかじゃなくて「ソフトバンク」とつけたんです。途中で気持ちが揺れないように。
最初にあったのは夢と、そして根拠のない自信だけ。そこからすべてがはじまった。
我々の理念にかなわない会社は想定外。情報革命で人々を幸せに、という理念で事業を行っていますが、それ以外はいくら儲かる事業でも、どんなに楽しい事業でも僕らがやっちゃいけないと思う。
過去の会社の利益や資産を一生懸命見て細かく分析しても、大した意味はないと僕は思います。やはりこれから10年、20年、30年、場合によっては50年の範囲で見て、将来的にその事業分野が伸びるのかどうか、そして優れた経営陣がいるかが鍵でしょうね。
人生が2回、3回とあるなら他のテーマを追い掛けるのも可能だとは思いますが、限られた人生で、やはり僕が一番果たすべき責務はソフトバンクという会社で情報革命を起こすことだと思います。
僕は志なくして成功するとか、狙わずにオリンピックで金メダルを取れるということは有り得ないと思います。タイガーウッズだって小学校一年のころから世界一を目指して練習に励みました。その決意があるからこそ世界一が達成できるので、単なる偶然で世界一になるというのはたかが知れています。
ほら吹きと嘘つきは、似て非なるものである。常人では信じられない程の夢や志を語り、万が一達成出来ない時、それは、ほら吹き。しかし、そこには夢や志がある。明るい願望がある。現実を見れない阿呆かもしれないが、前進の可能性がある。
勝つための決断には
絶対負けられない戦いにおいて決断を迫られたら、こんな名言が役に立つかもしれません。
本当の勇気は周到な用意の元に生まれる。用意の無い勇気を蛮勇という。
囲碁で勝つ人というのは、碁の石をすぐ隣に打つ人ではなくて、遠く離れた所に石を打って、それが50手、100手目に非常に大きな力を発揮する。あのときあそこに置いておかなきゃいけなかったというのが、5年、10年後にわかる。私は常に7手先まで読んで石を打っている。わかる人にはわかるし、わからない人にはわからない。ほとんどの人にはわからないと思う。
負ける戦いはしない。負けるだろうという戦いはもちろん、負けるかもしれないとか、苦戦するだろうという戦いは最初からしないことです。ですから、実際の事業が始まって営業を開始するときには、全体構想の9割は終わっていないといけないんです。
絶対に勝つのだ。「勝ちぐせ」をつけなくちゃいけない。一度勝ったら勝ちの味がわかる。
僕は弱い男です。退路を断たないと、困難に立ち向かえん。
困難に出会った時は全て正面突破。
5割の確率でやるのは愚か。9割の成功率が見込めるようなものはもう手遅れだ。7割の成功率が予見できれば投資すべきだ。
セスナ機ではどう逆立ちしても太平洋は渡れない。私はジャンボ機で太平洋を渡り、将来は宇宙に飛び立ち、シャトル経営をめざしたい。
やみくもに攻める前に、全体をとらえるべきです。まずはじめに、どこで世界一になるのかの方向性を定めなければいけません。どの分野で事業をするかで、将来の半分は決まります。ナンバーワンと組むことに成功すれば、黙っていても全てがうまくいきます。
社長や本社が商品開発やマーケティングの権限を持つのは1000メートル先の的をピストルで撃つようなもの。権限を現場に任せれば、1メートルの所から的を撃つことが出来る。
戦略の「略」は、省略する。ありとあらゆる情報を集めたら、それらを分析して、そこから無駄なもの、ノイズを徹底的に除去して、枝葉を払って一番太い幹を見出す。「これをやらなきゃいけない」という急所を見つけることが戦略。
人生は決断の連続
私たちは、今までも多くの決断をしてきています。
大きな決断でいえば、進学も就職も結婚もそうです。
孫正義さんのように、ぶれない理念や目標をしっかりと思い描くことで、自ずと決断するときも迷わないものです。
どうすべきか、どうすべきでないのかをしっかりとした軸を持っていると、迷うことが無くなり、心が軽くなります。
孫正義の名言から、少しでもそれらを考える意味を感じていただけたら幸いです。
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