「役に立つ資格」ときいて思い浮かべるのはどんな資格でしょうか。
就職に有利な資格?仕事に活かせる資格?それとも趣味や生活上必要な資格?役に立つ、という定義は人それぞれ違うでしょう。
生活する上で役に立つ資格や人の生活を豊かにしてくれる資格は、取得するのが難しいものも多いです。中には何回受験してもなかなか合格できない難しい資格もあります。
そこで持っていると何かと役に立つ資格の難易度をランキング形式で紹介します。チャレンジしたい資格の合格率や難しさがどのくらいなのか知りたい人には役に立つはずです。
もちろん人によって感じ方や得意分野は異なるので、難易度の高い資格でも人によっては簡単に取得できるかもしれません。なので、あくまで一般的な難易度だと思って見てくださいね。
資格には種類がある!
一口に「資格」と言っても、実は種類があるのを知っていますか?資格は大きく分けると
・国家資格
・公的資格
・民間資格
の3種類があり、国家資格の中でも
・業務独占資格
・名称独占資格
・必置資格
などに細かく分かれています。
まず国家資格とは、法律に基づいて国や国から委託された機関が実施する資格で、一般的に難易度が高いと言われている資格です。
とはいえ、合格すると国から一定水準以上の知識や技術があると認められ、社会的な信頼度も高いです。
そして、弁護士や会計士など、ある業務を行うために取得しなければならない資格を業務独占資格、中小企業診断士など資格を持っている人だけが名乗ることを許されているのが名称独占資格、宅建など特定の事業を行う上で法律上設置することが決められているものを必置資格(または設置義務資格)と呼んでいます。
次に公的資格とは、国家資格と民間資格の中間に位置していて、民間団体や文部科学省などが認定する資格です。国家資格に準ずる資格なので、一定水準の能力があるとみなされます。
最後に民間資格とは、民間団体や企業が独自の審査基準で認定している資格です。公的ではないものの、国家資格や公的資格と同じような扱いを受ける資格や、直接職業に活かせる資格もあります。国家資格ほどではないにしろ、幅広く認知されているものや価値が高いとされている資格は難易度も高くなっています。
資格の難易度を発表!
では実際に資格の難易度をランキングで見てみましょう。ここでは採用試験は除く、資格のみの難易度を紹介します。ちなみに一般的な難易度なので、人それぞれ感じ方は違うと思います。なので参考程度にしてみてください。
1位 公認会計士
2位 司法書士
3位 税理士
4位 弁理士
5位 医師
6位 不動産鑑定士
7位 剣道八段
8位 ITストラジテスト試験
9位 システム監査技術者試験
10位 技術士
7位の剣道八段以外はすべて国家資格となっていて、国家資格がいかに難易度が高いか分かります。また、上位4つは法律系というのも共通しています。
廃業の可能性が低く、かつ専門知識や高度な技術が必要な資格が難易度が高い資格と言えそうです。
ちなみに剣道八段は民間資格で、合格率は1%を下回っていることもあり、「日本最難関」とも言われています。
人気のある資格、需要のある資格とは?
難易度とともに気になるのが、特に需要や人気のある資格は何か、という点ですね。
これから人気が高まるもしくは必要とされる資格は、次のようになっています。
・TOEIC
・介護福祉士
・ケアマネージャー
・FP
・看護師
まず、グローバル化が進んでいる近年、英語力は必要不可欠です。英語の能力を客観的に見ることができるTOEICはこれまでも需要がありましたが、さらに高まると考えられます。
また、高齢化が進んでいる日本において、福祉・介護関連の仕事は需要が増えると思われます。現在も人材不足が深刻化しているので、介護福祉士やケアマネージャー、看護師といった資格は持っておくと今後仕事に困ることはないでしょう。
加えて、長引く不況で資産運用や老後資金についても関心が高まっているので、FP(ファイナンシャルプランナー)も需要の高い資格と言えますね。
まとめ
・資格には3種類ある
・国家資格、特に法律系は難易度が高い
・時代に合わせた資格は需要が高い
資格がないと出来ない仕事があります。今の仕事をしていて、これからは違う仕事がしたいと思うこともあります。やりがいなのか、お金なのか、何のために資格を取るのか目的が大事ですね。
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