有名人の名言

トラスコ中山の評判は?中山哲也社長の名言と成功の秘訣

トラスコ中山の評判について。業界最後発でスタートしたにも関わらず、2018年には売上高が2100億円を超しています。なぜ最後発なのに大成功出来たのか。

今から何かをはじめても遅いかな、と考えている人には中山哲也社長の名言がヒントになるのではないでしょうか。トラスコ中山の中山哲也社長の他とは違う常識を覆す成功術をご紹介したいと思います。

中山哲也社長とトラスコ中山のプロフィール

情報プラス+トラスコ中山

1958年12月24日中山哲也社長生まれる。

1959年 中山注次が大阪市天王寺区で中山機工商会として創業

1964年 中山機工株式会社として大阪市東区に設立

同年に東京営業所が大田区に開設

1971年 東大阪市機械卸業団地に本社移転

1981年にトラスコ中山の前身である、中山機工株式会社に入社

1989年 ジャスダックに上場

1994年に代表取締山社長就任。

同年に「トラスコ中山」に商号変更。大阪証券取引所2部に上場

1995年 東京証券取引所2部上場

1996年 東京と大阪の証券取引所1部に上場

2002年 東京本社開設

2005年 手形取引全廃

2014年 新東京本社ビル完成。本社機能も登記上も大阪市西区から東京都港区に移転

大まかな流れはこんな感じですが、その中で、1989年にジャスダックに上場とあります。

この準備は1987年からはじまったのですが、そのころはまだ会社の規定などはほとんどありませんでした。

せいぜい3年目の社員には結婚祝い金をいくら出すぐらいでしたので、それがいきなり上場となりましたからそれはもう大変でした。

例えて言えば、トロッコ列車で走り出したと思ったら目の前にレールが無かったようなものです。

「レールを敷かないと」となるわけで、レールを敷く。そしてまた走り出してはレールを敷くという感じで少しずつ前に進んだ感じだったと言います。

中山哲也社長の名言その①

・上場とは漬物石と同じようなものだ

美味しい漬物を作ろうと思ったら、漬物石を乗せるのと同じで、会社もある程度肩に重みを感じないとダメだということです。

上場するということは、社会的な目や考えという重みが上に乗っかった中でどうやっていくかということなのです。

好き勝手にはできなくなるわけです。

そういう意味でも、良い会社にしていくためには上場というものは避けて通れないことなのです。

トラスコ中山の株

株主優待 株主優待制度を実施しています。(毎年12月末現在の所有株式数に応じます)

トラスコ中山株主優待情報

トラスコ中山(9830)東証一部 100株単位
2019.7.30現在 2262円を前後しています。ちなみに、2017年には一時3480円にまで上がっています。

中山哲也社長の名言その②

・ないものだらけが逆に功を奏した

1994年に35歳で社長に就任しましたが、上場企業の中でも若手の社長であり、経営者としての実績も無く、また経験も無いとないものだらけでしたが、逆にそれが功を奏したと言います。

それは、何も無かったので、必死に何かを作ろうとしました。

椅子に座る時だって、深く楽に腰かけてなんてしていられませんでした。

常に前のめりで腰かけて、アグレッシブでした。

中山哲也社長の名言その③

・わたしの理想は「出来ればあなたのとこで買いたくない。でもあなたのところで買わざるを得ない」という会社を作ること。

卸業ですから、うちで仕入れをしてくれるような力を高めなければなりません。

ですから、豊富な品揃えと、豊富な在庫と物流システムと情報システムをとことん強化することによって、うちに聞けば、必要な物や探しているものが必ずあって、しかも早く届くことで他とは特化しています。

中山哲也社長の名言その④

・多数決経営では生き残れない

多数決の答えなどというものは、他社の多数決で出す答えと同じになるものです。

同じ考え方の者が戦っても決着が付かず無駄なだけです。

ですから、在庫も物流も情報システムも一番になって、モノづくりに必要で不可欠なプロのツールを確実に早く届ける会社になる。

業界のインフラの会社になることが指針です。

中山哲也社長の名言その⑤

・チャンスが来たことに気づく人間になれ

チャンスというものは、現れても一瞬で消えてしまいます。

そのチャンスが目の前に現れた時に、チャンスだと気づきそれをつかめるか、チャンスだと気づかないで逃がしてしまうのかという違いが人生を大きく左右します。

では、その一瞬のチャンスをつかむには、常に前向きに自分の仕事と向き合い、誰よりもその仕事の当事者になると、なにが必要でなにを求めているかが解るからチャンスをつかむことが出来るのです。

中山哲也社長の名言その⑥

・敵がいない人は味方もいない証拠

個人も企業も問わないで、敵を作ることを恐れるな!

仲良くしようなんて思っていると、本来の進むべき道を曲げかねません。

誰もがあなたの方針に賛同してくれるわけではありません。

不和を恐れて、自分の方針を曲げると、結局自分の信念まで疑われてしまいます。

正しいと思ったのなら、多少ぶつかりあいながらでもそれを恐れずに進むことが大事です。

中山哲也社長の名言その⑦

・自分の答えもなしに質問してくるやつには教えるな。

後輩から質問を受けたら、「君はどう思う?」と相手の答えを必ず聞かせます。

白紙で聞きにくるような人間に応えを書いてやるのは甘やかしだ。

新入社員は新入社員なりの考え、入社3年目には入社3年目なりの考えの何かしら答えを考えてきてから先輩に質問するようにと教えています。

それが人を成長させる人づくりになると思います。

中山哲也社長の名言その⑧

・人や社会のお役に立てはじめて、企業としての存在価値があるのです。

社員教育においての一番の基本は、まず自分達の仕事がお客様や世の中の、もしくは社会のお役にきちんと立っているかで、研修さえ受けさせれば教育ができるわけではありません。

お客様から「いつも助かっています」「いつもご苦労様」とかのお声をいただけるのは、社長の私が社員の頭を100回撫でてやることよりも価値があるのです。

さりげないお客様のその一言には適う訳が無いのです。

そうやって社員のやりがいが生まれるのです。

きちんと社会に貢献できる企業づくりについては、目を離すことなく見守ります。

トラスコ中山はホワイト企業

2017年からホワイト企業として3年連続で認定されています。

その制度もユニークです。

たとえば「おしどり転勤制度」です。

女性社員の御主人が転勤になったりした場合は、その女性社員もその転勤先のトラスコ中山の支店に勤務できるように後押しします。

「ハッピーサンデー」という制度もありまして、今は100名前後の単身赴任がいるのですが、彼らは日曜日の夜に家族団らんの時間を過ごしてもらって、月曜日の朝一番に家を出て会社に出勤してもらえばそれでOKという制度です。

トラスコ中山は派遣社員を採らない

トラスコ中山は派遣社員は使いません。

それは、社員に「いい人生」を送ってもらいたいから。

一定期間だけ人がいないから来てもらって、あとは必要がなくなったからいらない。という雇用の仕方をしたくない。

きちんとご飯が食べられる生活が出来て、所帯も持てるという給料を払って、人を雇っていく責任や義務が会社にはあるのです。

トラスコ中山の元社員の評判

元社員の企業の評判を見ると、パート社員の口コミも含まれるものの、バランスの良さを感じます。

回答者の統計によると平均年収は419万円で、福利厚生はリゾートマンションを利用できるようです。

重いものを多数扱っているので、女性のパートの人には過酷だとの意見もありました。

会社の評判トラスコ中山の企業分析

トラスコ中山は能力目標が重要

数値目標よりも能力目標が重要と考えています。

現在、トラスコ中山は約37万アイテムの在庫があるのですが、それを2023年には50万アイテムにまで拡大する方針です。

トラスコ中山は卸業でありながら、エンドユーザーにまで届けられる機能を持てば、無駄な運賃も労力や時間までも節約することが出来ます。

取り扱っている商品は最先端の商品では無く、いつもの商品なのですが、物流は最先端でお届けしたいと考えているのです。

ですから、トラスコ中山が重要と考えているのは、数値目標とかでは無く、直送サービスの体制を強化するにはどうしたらよいかとか、365日24時間の受注や発送ができる会社にしよう」とかが重点となっています。

機能や会社の能力を高めていくにはどうするかが会社の経営課題です。

オレンジブック

トラスコ中山Printy 2019年版オレンジブック

オレンジブックとは、必要とされるあらゆるプロツールを掲載したカタログです。モノづくりの現場で役立ちます。

掲載アイテム数40万1千、在庫アイテム数36万5千、即納率91%でモノづくり現場をサポートします。

総重量22kg。16800円の有料販売です。

トラスコ オレンジブック.Com というサイトもありますが、直接販売は行っておりません。

トラスコ中山企業理念・ビジョン

変革の時代に楽しみなトラスコ中山

業界最後発でスタートし、未だにずっと最後発です。

競合するような会社もその後現れないというのは、今の時代に、今以上のアイテム数を増やして、さらに在庫していくというのは難しいからでしょう。

現在の、時代の流れに逆行するような経営方針が他では真似できないことなのかも知れません。

また、今後のインターネットの益々の普及で卸売業でそのままいられるのか、もしくはエンドユーザーから直の注文を受けて行くのかも変わっていくかも知れません。

なんといってもAmazonなどを見ていると、今後このままではいられないかも知れません。

この変革の時代に生き残りの為に、どう変わっていくのかにも興味が湧く、トラスコ中山の中山哲也社長でした。

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