大学や専門学校に入ると意識し出すのが就職ではないでしょうか。将来どんな職業に就こうか、自分は何がしたいのか考え始める時期ですよね。
それと同時に、就活の前に資格を取ろうと考える人もいるのでは？就活本などでも「◯◯はとっておくべき」「～業界なら△△が役に立つ」など書かれていることが多いので、焦ってしまうことも。
ですが、本当に就職には資格が必要なのでしょうか。資格は武器であって、内定を確定するものではありません。どのように使うかが重要なのです。
そこで、ここでは就職活動にそもそも資格は必要なのか、必要であれば何を取得すれば良いのか、などについて解説します。
就職のために資格を取りたい、という人はまずこれを読んで参考にしてみてください。必要のない資格を取るのはお金も時間も勿体ないですよ。
就職するために資格は本当に必要？
就職活動のため、手当たり次第資格を取る人もいますがそれは賢いやり方とは言えません。というのも、就職活動に資格はそれほど必要ではないからです。
ここからは就活の話になりますが、就職活動ではほとんどの場合、書類審査、各種テスト、面接が行われます。
特に面接がない企業はほぼないです。資格は書類審査の時点で参考にはなりますが、合否を決めるのは面接と言っても過言ではありません。
面接では今までの経験や志望動機などを訊かれますが、すべての質問を通じて、あなたという人物がどういう人なのか、を見ています。そして企業の方針や社風に適しているかで合否を決めます。
面接官は何千、何万という学生を見てきているので、会話をすればどのような人柄なのか見抜くことが出来る人は多いです。
なので、資格をたくさん持っている、業界で役に立つ資格を持っているからといって、必ずしも内定がもらえるわけではありません。
とはいえ、資格がまったく不要かというと、そうとも言えません。面接にたどり着けるかどうかは書類審査にかかっているので、そこで目に留まるかどうかが重要です。
そのため、他の学生より抜きん出ているところが必要なのです。学歴のほかに差別化ができるのは資格なので、他の学生よりも質の高い資格が有効となります。
つまり、就職活動前に資格を取るなら、他の学生よりも優位に立てる資格を取ることが内定への近道だと言えそうです。
資格には種類がある！
一言で資格といっても実は種類があります。
・国家資格
・公的資格
・民間資格
難しい資格を持っていれば採用されるのでは、と考え、難易度の高い資格に挑戦するのは立派なことです。ですが、難易度の高い資格は長期間にわたる勉強が必要です。
資格の勉強に時間を費やし、大事な就活をおろそかにしては元も子もありません。また、いくら勉強しても合格しなければ保有資格としてアピールできません。
就職前の学生であれば学業が最優先なので、学業の合間で取れるレベルの資格が良いでしょう。
一般的に国家資格は最難関で、合格率1%を下回るものもあります。また、国家資格は専門性が高く、特定の職業に就くために必要なケースが多いです。
そのため資格によって職業の選択肢の幅が狭くなるので、就活前にはあまりおすすめできません。せっかく大変な思いをして合格しても、就職や仕事に活かせないなら宝の持ち腐れになってしまいます。
就職のためとっておくべき資格
上で書いたように、難しい資格はアピールポイントになりますが、合格できなければ意味がありません。なので就職のためにおすすめの資格は、
・TOEIC
・秘書検定
・日商簿記
・日経TEST
が挙げられます。ただ、おそらく多くの学生がこれらの資格は取っているので差別化を狙うならより高得点、より高いレベルであることは必要です。
TOEICは新卒なら550点以上は必須で、これより低い点数なら書く必要性がありません。中途採用では700点以上が目安になるので、これを目標にするのが良いでしょう。英語力はどの企業でも評価されるので、点数が高いほど役に立ちますよ。
日商簿記は1～3級ですが、3級は取って当たり前。できるなら1級を取っておくと、就活でも有利になります。秘書検定は女性向けだと思われますが、ビジネスマナーについての資格なので男性も1級を取っておくのがおすすめです。
日経TESTはあまり知られていませんが、ビジネスの基礎力を表す資格です。主に経済知識、時事を問う問題が多いので就活生で持っている人はまだ少数。持っていると目を引くのでおすすめです。
まとめ
・資格は就活に絶対必要ではないが、成功させるための大事な武器
・資格には種類があり、就活生なら民間資格でも十分
・就活生ならある程度資格は持っているので、一歩抜きんでるためには高得点も必要
就職することで大切な事は、会社のため世の中のために働くことです。そして自分が成長することです。どんな会社でも自分が成長していくことは出来るはずです。
安定性や金銭面で色々と心配なこともあると思います。就職する時点から副業などネットビジネスで自分で稼ぐ力をつけることも視野に入れておくと、就職活動も余裕を持って臨めるものと思います。
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