有名人の名言

RIZAP瀬戸健は辞任か名言や経歴とM&Aの結果にコミット出来るのか

RIZAPグループの2019年の3月の連結決算は最終損益が193億円の赤字となりました。「来年に黒字転換出来なければ僕は辞任します」と瀬戸健氏は言っています。

株価は2017年の11月の3090円が最高値で、2018年11月には来季の赤字転落を発表すると、なんと「ストップ安」にまで値を下げ、2019年9月には260円台にまで下がっています。

理由はM&Aで85社にまで増えてしまったグループ会社の再生が進んでいないからです。

RIZAPと言えば、有名人のビフォーアフターで劇的に痩せて引き締まったボディのCMが印象的です。

人を痩せさせることは得意でも、会社はどうも肥満体質を改善出来なかったようです。

瀬戸健氏は、「膿は出し切った」とか「来年に黒字転換出来なかったら辞める」とか言っていますが、会社のダイエットは出来るのでしょうか?

全国に190店の店舗展開をしていて、会員数は13万人にまで拡大しました。

「痩せる」というところに特化した個室でのマンツーマンのトレーニングが基本コースで2ヶ月で38万円。

決して安くはないですが、それで人生が劇的に変わると思えば高くはないものです。

RIZAPは、このダイエットの事業は良いのですが、M&Aによって85社にも上るグループ会社という贅肉をどうするつもりなのでしょうか?

瀬戸健氏がいくら名言を述べても、失敗に終わってしまっては「迷言」になってしまいかねません。

ぜひ、来年は黒字にすることに成功してもらいたいものです。「名言」として残したい言葉をいくつか紹介していきます。

瀬戸健の名言

・営業という仕事は、商品知識がある人ほど売れるというものではありません。いかに相手のお客様に寄り添えるかが大切なのです。

・ダイエットによって「自己肯定感」や「輝く未来」を提供することにより世界中の人々を幸せにしたい。

・お客様は痩せることで、「自信を持てるような自分になりたい」とか「輝く人生を楽しみたい」とかの無形の価値を求めています。つまり心の健康を最終的には求めているのです。RIZAPはそこにスポットを当てています。

・RIZAPの考える健康寿命とは、単に寝たきりではないとかではなく、笑顔で幸せで自分らしく元気でいられることが本当の健康寿命だと考えています。

・体が健康でいても、一人で寂しいとか、自信が無いとか、心が病んだりしていたらそれは健康とは言えません。二度と戻らない時間を最後の最後まで一生輝いて、歳を重ねるほどに楽しくなるようなものを提供したい。

瀬戸健の経歴

東洋経済ライザップ

1978年5月1日福岡県北九州市で生まれました。

両親はパン屋を営んでいました。

子供のころは遊んでばかり、しかも友達を巻き込むので先生からは「瀬戸菌」と呼ばれ、ばい菌扱いされていました。

高校生の時に、ある女性から告白されて付き合うことになります。

その女性は身長が152㎝で70㎏もあり、「痩せたい」と言うので、じゃあ自分も協力するので頑張ろうということになります。

毎日一緒に走ったり、本で調べて食事を提案したり、ダイエット経験者の方なら分かると思うのですが、一時的に体重が落ちなくなる停滞期があるのですが、そんな時も励まして3ヶ月ぐらいで20㎏以上の減量に成功して物凄く綺麗になりました。

性格も明るくなって社交的になって、その結果瀬戸健氏はその彼女にフラれてしまうのですが、それが将来のRIZAPの事業の発想にもなります。

その後、彼女にフラれたことを機に進学を考えるようになり、4ヶ月の猛勉強の末、明治大学商学部に合格しました。

在学中に数々のアルバイトを経験したもののどれも上手くいかなかったのですが、どういうわけかパソコンの販売だけは合っていたようで、パソコン教材販売代行の会社を在学中に起業し、学校は中退してしまいます。

2003年に健康コーポレーションを設立し、大豆のサプリメントから始めたのですが、まったく売れませんでした。

夫婦で食費が月に1万円の生活でした。

そんな生活の中、商品を購入してくれたお客様にお礼としてオマケに「おからクッキー」を差し上げていたのですが、それが好評で「売ってください」と声が掛かるようになり次第に好転していきました。

その後、おからクッキーに栄養を加えて「ダイエット食品」として販売したところ大ヒット。

ダイエットに成功すると人生が変わると言ってもいいほどに「ダイエット」の良さを実体験していましたから、そこに結び付けたのですね。

ダイエットのネックはなんといっても「食べられない事」ですから、噛みたいとか食べたいとかの欲求を満たしながら痩せられるという商品なら売れるわけです。

そこでウェブサイトを作って販売してみたら、商品が追い付かない程売れました。

1年目で2400万円、2年目で8億、3年目で20億、4年目で100億です。

楽天で2年連続で総合ランキング1位を獲得するぐらい売れました。

ですが、100億の売上げに対して宣伝費に69億円掛かっていたのです。

営業利益は6億ほどでしたが、この事業で「健康」を強く意識するようになったのです。

瀬戸健 RIZAP設立

その後、瀬戸健氏は2011年に禁煙したら急激に太ってしまい、専属トレーナーの指導を受けてダイエットに成功したのですが、その経験を素に2012年に「RIZAP」を立ち上げました。

科学的根拠に基づいたトレーニング法や、生活のアドバイスによって2ヶ月で成果を出し、満足できなかったら返金しますというシステムで、基本コースが38万円という金額でも予約者殺到です。

有名人のテレビCMも衝撃的で大きな成果を上げました。株価もうなぎ登りでした。

M&Aにより窮地

ですが、瀬戸健氏は「RIZAP」と「健康コーポレーション」だけではとどまらず、M&Aにより次々と会社を買収して行ったのです。

その数、2018年9月の時点で85社。

RIZAPグループとして膨らみ過ぎた子会社が、贅肉となって肥満して行ったのです。

RIZAPは過去の3年間で売上げ収益が4.2倍にも成長していますが、これはM&Aによるものが大きかったのです。

つまり、買収の際にその会社の純資産(その企業が持つ資産の総額から借金を差し引いたもの)より低く買い取ることが出来ると、それが収益とみなされるので一時的に業績が上がったように計上されるのです。

RIZAPは業績を上げて株主を満足させたかったのは分かります。

ですが、この手の買収は大きなリスクが伴います。

赤字の企業を買えば買うほど収益は一時的に増えます。

ですが、所詮赤字企業ですから買い取った後に黒字に転換していかないとそれが今度は負債に変わっていきます。

ですが、黒字に転換するのが厳しい会社も多くそれを表面化させないためにもM&Aを続けてしまったのでしょう。

松本晃を招致

日経スタイル 出世ナビ

カルビーを退社したカリスマ経営者と言われる、松本晃氏が2018年6月よりRIZAPに入りCOO(代表取締役最高執行責任者)に就任し、経営立て直しを請け負うことになりました。

松本晃氏はカルビーを退社すると発表した途端、カルビーの株価が下がるほどの経営手腕を見込まれたわけです。

ですが、その松本晃氏は、2018年の10月にはCOOを外れ、2019年1月には代表権も返上しています。

相次いだM&Aを凍結し、不採算事業の整理も進めはしましたが、このあまりにも早い退任に、松本晃氏に見放されたという見方もあります。

瀬戸健氏と松本晃氏との間には何があったのでしょうか?

2019年の決算見通しで赤字転落を瀬戸健氏は発表する結果となりました。

松本晃氏はRIZAPにくる前には、RIZAPの事を「おもちゃ箱みたいでおもしろそうだ」と表現していました。

それが2018年の中間発表の席上では「おもちゃ箱のような会社ですが、その中にはいくつか壊れているおもちゃがありました。」と述べています。

その壊れたおもちゃは修繕できるのか、捨てるしかないのかの判断をしていった結果、赤字転落の発表となったのです。

瀬戸健氏が続けたM&Aを、誰も止めることが出来なかった経営体質にも、大きな問題もあったのでしょう。

実は、松本晃氏がRIZAPに来る前から、瀬戸健氏のM&Aを危惧している役員は一定数いたようですが、誰もそれを言い出さなかったのです。

今、RIZAPはグループ企業の整理に入り、子会社の売却を進めていますが、なにしろ85社ですからまだまだ時間は掛かるでしょう。

松本晃氏が去ってしまったRIZAPはどう再建するつもりなのでしょうか?

瀬戸健氏は、2019年5月の決算説明会で「来年に黒字転換出来なければ僕は辞任します」と再起の覚悟を述べています。

再起の一手としてシニア層をターゲットにしたトレーニングジムを始めて、健康志向のシニア層を取り込もうとしています。

瀬戸健まとめ 結果にコミット出来るのか?

瀬戸健氏の目指すところは東証一部上場ですが、今のところかなり厳しいといったところでしょうか。

本社の人数も185人から105人に削減し、取締役を半数の6人に減らし、しかも役員は全て社外役員として瀬戸健氏が暴走すれば止められる体制にはしたようです。

ですが、来期までに黒字は無謀ではないのでしょうか。

おもちゃ箱の中身を整理するのはそう簡単ではありません。壊れたおもちゃは中々売れないでしょう。

恐らく、瀬戸健氏はM&Aのリスクの大きさが解って怖くなり、松本晃氏に助けを求めたのでしょうが、松本晃氏はM&Aの凍結や役員の後退、グループ会社の整理などを指示しただけで、さっさと退任してしまいました。

松本晃氏は「勝ち馬にしか乗らない主義」と雑誌「プレジデント」でも述べています。

それがさっさと馬を降りたのは、というような憶測も広がって益々株価が落ちているのかも知れません。

瀬戸健氏の無謀と思えるような、2020年5月の黒字転換はどうなるのでしょう。一世を風靡したライザップ瀬戸健氏には、またお客様を幸せにするような復活を期待したいところです。

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