ネットビジネス必須ツール

ペイパルの使い方とビジネス、パーソナルとプレミアムアカウントの違い

2019年10月に消費税が10%に上がり、キャッシュレス決済だとポイント還元で優遇されるようになっています。本格的にキャッシュレスの時代に入ってきました。

今は様々なキャッシュレス決済方法があり、その中にはオンライン決済サービスも入っています。ネットビジネスでの決済サービスにペイパルは必須といえるでしょう。
今回はオンライン決済サービス【ペイパル】についてご紹介していきます。

ペイパルとは?

ペイパルは、アメリカの電子決済会社ペイパルが提供するオンライン決済サービスで、1998年12月に設立されました。
2002年に世界最多の利用者数で有名なオークションサイト【eBay】に買収され子会社となったのですが、2015年に独立しています。

現在は200を超える国や地域で使われており、100超の通貨による決済に対応し、利用者数は2億5000万人以上と言われているサービスです。

セキュリティの評判が非常に高く、ベリサインによる最高のセキュリティが保障されたオンライン環境で、支払先にクレジット番号を教える事なく、安全に利用する事ができます。
利用店舗は世界1800万以上と言われています。

ペイパルをビジネスで利用する

ペイパルはビジネスでも利用できます。むしろネットビジネス、副業で利用することをおすすめします。
例えば、支払い・送金・決済受付などです。
企業では銀行との提携、クレジット払いなどでの支払いが多いのですが、そのような支払い方法で限定しまうと、限定した支払い方では中々売り上げが伸びない、という企業が多数出てきます。

そこでペイパルを導入したところ、多様な決済手段が増え売り上げが伸びたという結果が出ています。
ペイパルは個人でもビジネスでも利用できるオンライン決済ですので、売上が伸び悩んでいる企業にも導入してほしいものです。

ペイパルをビジネスで利用する場合は、ビジネスアカウントへの登録が必要になりますので、アカウント作成方法をご紹介します。

  1. ペイパルのHPにアクセスし、新規登録ボタンをクリックします。
  2. 次の画面でパーソナルアカウントかビジネスアカウントかを選ぶ事ができますのでビジネスアカウントをチェック→【続行】をクリックしましょう。
  3. 表示された画面にメールアドレスを入力→【続行】をクリックします。
  4. 次にパスワードを入力→【実行】をクリックします。
  5. 事業所入力画面が表示されますのでそれぞれ入力→【同意して実行】をクリックします。
    ・会社代表番号:会社の電話番号を入力します。
    個人の場合は携帯番号で大丈夫です。
    ・事業者名:登記している場合は登記名を入力します。
    個人の場合は屋号を入れて下さい。
  6. 次に事業情報を入力→【続行】をクリックしましょう。

以上でビジネスアカウントの登録は完了です。

アカウントの種類

ペイパルにはビジネスアカウント・パーソナルアカウント・プレミアアカウントの3種類が以前はあったのですが、現在はプレミアアカウントという名称はなくなっており、ビジネスアカウントとパーソナルアカウントの2種類になっています。

プレミアアカウントは何故なくなったのか?

何故プレミアムアカウントはなくなったのでしょうか?
3種類があった頃はパーソナルアカウントでは本人確認が必要なかったのですが、本人確認をするとプレミアアカウントというものに変わっていました。

よく調べてみるとプレミアアカウントはなくなったのではなく、パーソナルアカウントに一括された形になったようで名称が無くなったのです。
という事で、従来プレミアアカウントでした出来なかった事が本人確認をすればパーソナルアカウントでそのまま利用する事ができるようになったという事です。

パーソナルとプレミアの違い

では、パーソナルとプレミアの違いをご紹介していきます。

パーソナルで出来る事

  • 10万円未満の送金
  • 10万円未満の受け取り

プレミアムで出来る事

  • 10万円未満の送金
  • 10万円以上の送金
  • 10万円未満の受け取り
  • 10万円以上の受け取り
  • 登録した銀行口座へのペイパル残高の引き出し
  • 友達や家族に送金

パーソナルとプレミアの大きな違いは、
【10万円以上の送金・送金の受け取りができるかどうか】
という事です。

現在はパーソナルアカウントという名称のままで、プレミアアカウントを利用できるのですが、プレミアアカウントでできる事を行いたい場合は、同じ名称でも本人確認をしないとできないようになっていますのでご注意下さい。

ペイパルの手数料

オンライン決済で気になるのは手数料ですよね。
そこでここではペイパルの手数料を個人用とビジネス用に分けてご紹介します。

個人用

個人用ペイパルの手数料についてです。
初期登録・年会費ともに無料で、それだけではなく、友達や家族への送金・受取も無料となっています。

ただし、日本限定になっており、海外送金であれば、100万円までは1回あたり499円の手数料がかかってきます。

また自分が保有している通貨と違う通貨で取引した場合も、送金側に3.5~4%、受け取り側に2.5%の手数料がかかってきます。

受け取ったお金に関しては銀行から引き落としは可能ですが、5万円未満の場合は1回250円の手数料がかかってしまいます。
5万円以上であれば無料になりますので引き出す際には5万円たまるのを待ってからの方がお得でしょう。

ビジネス用

続いてビジネス用の手数料をご紹介します。

アカウント開設・初期費用・月額手数料は全て無料で、決済手数料に関しては少しかかってくるのですが、支払いの受け取り1件あたり2.9%+40円と定額に設定されています。
ただしこれには条件があって月間の売上高が1000万円を超える場合のみであり、30万以下の場合は3.6%+40円という手数料がかかってしまいます。

1回の取引額が国内で2,375円以下の小額なら、少額決済手数料を適用でき、決済手数料は5%+7円とお得です。
海外でも1,736円以下なら6%+7円で利用できます。
少額手数料決済を利用する場合は申請が必要になりますので注意して下さいね。

銀行口座への引き出し手数料は無料ですが、5万円未満の引き出しや海外の銀行口座への引き出しには2.5%の手数料がかかってしまいます。
金融機関によっても手数料が異なってきますので、直接問い合わせてみましょう。

手数料がかかってくるにしても、売上に繋がると考えたらお安い手数料といえます。

ペイパルの支払い方法

ペイパルの支払い方法は

  • 受取人のメールアドレスまたは携帯電話番号
  • 相手のPayPal.Meリンク

上記の2種類です。
取引には、ペイパル残高、利用可能な銀行口座からの口座振替、ペイパルアカウントに登録されているクレジットカードまたはデビットカードが使用されます。

受取人のメールアドレスまたは携帯電話番号

受取人のメールアドレスまたは携帯電話番号からの支払い方法の手順をご紹介します。

  1. 【支払いと請求】に進みます。
  2. 受取人のメールアドレスまたは携帯電話番号を入力→【次へ】をクリックします。
  3. 支払いタイプを選択します。
  4. 支払い金額を入力・通貨を選択・受取人へのメッセージを追加→【続行】をクリックします。
  5. 支払い情報を確認→【今すぐ支払う】をクリックしましょう。

以上がメールアドレスと携帯電話番号からの支払い方法手順です。
支払いが実行されると、受取人にメールまたはSMS通知が送られます。

受取人側のアカウントの本人確認が必要になりますので、本人確認が済んでいるか受取人に確認してから支払いをするようにしましょう。

PayPal.Meで支払う

メールアドレスや携帯電話番号での支払い方法よりこちらの支払い方法の方が簡単にできるようになっています。
ただし、相手がPayPal.Meリンクを持っている場合のみです。

ペイパルの安全性

ペイパルを利用するにしてもクレジットカード情報などの個人情報を登録しないとダメなので安全性が気になるところですよね。
そこでここではペイパルの安全性をご紹介します。

サービス実施15年の実績とセキュリティ

オンライン決済で15年という経験は非常に大きな実績となります。
15年以上も継続できているという事は確かな運営と運営とユーザーからの指示があってのこそです。

その15年で培ってきたセキュリティは以下の通りになります。

  • 365日24時間の監視システム
  • 個人情報は最高水準の暗号キー保護と売り手に情報が渡らない
  • 業界最高レベルのセキュリティ技術
  • 国際セキュリティ基準であるPCI DSSに準拠

上記のような安全性が高いセキュリティ内容になっていますので安心して利用できますね。

買い手保証制度

ペイパルでは、買い手保証制度という仕組みを導入しています。
ペイパルで代金を払ったのに商品が届かない、届いた商品が説明と大幅に違う場合などに適用される制度です。
問題発生から180日以内に手続きをすれば解決のための交渉が行われます。
問題が解決しない場合はペイパル側が全額保証してくれる仕組みです。

初めて海外通販サイトなどを使う方にはペイパルをおすすめします。
ただし、この制度は商用支払いのみに適用される仕組みという事を覚えておいて下さい。
家族や友人など個人間の取引には適用外となっています。

個人情報が相手に知られる事がない

個人情報の保護は一番重要な部分ですよね。
ペイパルではより安全な取引をするために大事な情報は、相手に渡さないという仕組みになっています。

という事でクレジットカード番号や口座番号を知られずにメールアドレスのみで相手に送金する事が可能です。
特に海外での取引の際は、何があるか分からないので、個人情報については出来るだけ知らせたくないので、ありがたい仕組みですね。

ペイパルが利用できる店舗

最後にペイパルを利用する事ができる店舗をご紹介します。

日本のリアル店舗での支払いには、おさいふケータイを始め様々なサービスがありますが、ペイパルにおいては日本でまだ馴染みがないのが現状です。
しかし、最近ではペイパルを使った支払いが可能な【ペイパルチェックイン支払い】が始まっています。

ペイパルチェックイン支払いとはリアル店舗でアプリとレジ側が通信する事で名前や顔写真を伝え、本人だと確認が出来たら現金やクレジットを提示しなくても支払いができるというサービスです。

日本で身近なリアル店舗と言えばコンビニですが、Vプリカを使えばコンビニでもペイパルを使う事が可能です。
しかし、ペイパル単体での支払いには利用が制限されてしまう店舗が多いのが現状です。

ペイパルを利用していと考えている方はリアル店舗よりネットショップの方が需要は大きいでしょう。

まとめ

  • ペイパルはセキュリティが安心
  • ペイパルをビジネスで利用するとお得
  • アカウントの種類
    ・ビジネスアカウントはビジネスで必須
    ・パーソナルとプレミアの違いは10万円
  • ペイパルの手数料
    ・アカウント開設時の手数料は無料
    ・商品やサービスに対する商用支払い手数料はほぼ無料
    ・友達や家族への個人間の支払い手数料はほぼ無料
    ・ビジネス決済手数料は2.9%+40円~3.6%+40円程度
  • ペイパルの支払い方法
    ・受取人のメールアドレスまたは携帯電話番号
    ・PayPal.meで支払う
  • ペイパルの安全性
    ・サービス実施15年の実績とセキュリティ
    ・買い手保証制度あり!
    ・個人情報が相手に知られる事がない
  • ペイパルが利用できる店舗は増えてきている

今回はオンライン決済サービス【ペイパル】についてご紹介しました。
記事を読んで頂いた方にはわかると思うのですが、とても簡単に送金できたり、安全性が確立されたオンライン決済サービスになっていますので、初めての方でも安心して利用して頂けるかと思います。

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